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お気に入りのポイント 泉質・にごり湯・鄙びた風情・立地・湯小屋・雪景色・内湯・露天風呂・個性・析出物

温泉紹介
秘湯幌加温泉の鹿の谷(かのや)は、今や一軒宿になってしまった。
かつては隣にホロカ温泉旅館があったのだが、2011年に廃業。
析出物の見事な浴室の名湯であった。
鹿の谷は、未だに混浴を保ち、4つの浴槽に4つの違う泉質の源泉を供給する贅沢な温泉の至宝である。
この山奥で通年営業しており、冬でも硫黄泉の露天風呂に入ることができ、雪見風呂を堪能出来る山奥の一軒宿だ。

鹿の谷は、国道273号から幌加温泉への道へ曲がり、突き当りに位置する。
現在は素泊まりと日帰り入浴だけを受け付けているが、宿泊した際の朝におにぎりとコーヒーを御馳走になった。なんと親切なのだろう。
建物や湯小屋は老朽化しており、良い具合に鄙びている。
創業は1946年だが、一度焼失して1964年に立て直したそうだ。
それ以来、厳しい北海道の冬にも耐えてきた建物に逞しさを感じる。
3つの泉質を持つ内湯
内湯には、3つの浴槽と1つのうたせ湯がある。
3つの浴槽にはそれぞれ違う泉質の湯がかけ流されている。なんとも贅沢な内湯である。
大き目の窓からは外の緑が映え、それだけで癒される。
新緑の季節は、特に緑が眩しいほどだ。
浴槽の縁には温泉成分が固着しているが、その様子が泉質によって少しずつ違いがあり、また、湯の華も違うので大変面白い。
湯小屋や浴槽自体は無機質な素っ気ないものだが、良い具合に鄙びているため悪くない。
実に落ち着く雰囲気だ。


絶品露天風呂

湯中には大量の湯の華が沈殿しており、かつて湯口だった真ん中の仕切り岩には析出分が固着し、素敵なオブジェのようになっている。
また湯舟は宿の横を抉る谷川沿いの急斜面の上にあり、周辺の山の緑に囲まれ、気持ちが良い。
さすが秘湯である。
さらに冬は雪景色が大変美しく、忘れられないひと時を過ごせるのが素晴らしい。



ギャラリー画像

温泉情報 (2023年12月更新)
泉質: 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒089-3964 北海道足寄郡足寄町茂足寄 59
電話: 0156-29-7321
営業時間: 9:00-20:00
定休日: 不定休
入湯料: 350 円 → 500円(2023年12月訂正)
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訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2004月6月