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お気に入りのポイント 鄙びた風情・析出物・泉質・湯小屋
温泉紹介
凄まじく鄙びている!
鄙び温泉最高峰の一つであることは間違いない。
それ程価値のある存在だ。
新栄館は1900年の創業で、それ以来変わらずに現在まで続いているということなので、100年以上湯を流し続けている浴室の鄙び方は納得である。
濁川温泉は、温泉宿が点在している盆地のような地形に位置している。
その一つが新栄館だ。
鄙びた風情の湯小屋と析出物のハーモニーはなかなかお目にかかれない。
お金では買えない歴史の価値がここにはある。
湯は透明でやや緑がかった色をしている。
茶色い湯の華が大量に浮かんでおり、油臭が香っている。
かなり熱い湯でガツンとくる。
寒い北海道に相応しい湯だ。
浴槽の縁から床にかけては、温泉成分の析出物でコンクリートのように凝固している。
浴槽内は、やはり温泉成分の凝固によりブツブツしたものが全面に固着している。
これらの模様が、新栄館の浴室を独特な光景にしているのだ。
そして、湯小屋の鄙び具合はどうだ。
北海道の厳しい冬を乗り越えていることを考えると感慨深いものがある。
洗い場もシンプルな構造である。
この環境には癒される。
この素敵な光景がさらに時を重ねて輝き続けて欲しいと願うのみだ。
温泉の至宝、永遠なれ。
温泉情報 (2023年12月更新)
泉質: ナトリウム-塩化物泉
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒049-2462 北海道茅部郡森町字濁川49
電話: 0137-47-3007
営業時間: 8:00-20:00
定休日: 無休
入湯料: 400 円
ご注意:この情報は古い、もしくは不正確な場合があります。また、自然災害やCOVID-19による影響で営業が大幅に変更もしくは休止になっている場合があります。
訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2012月5月