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お気に入りのポイント 「ゆこまんの湯」に限定:泉質・湯小屋・にごり湯・鄙び・内湯・個性
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温泉紹介
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5種類の源泉を味わうユコマンの湯
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旭岳温泉 湯元 湧駒荘本館の2つあるうちの一つ「ユコマンの湯」(現在はゆこまんの湯と表記されている)が圧倒的な温泉至宝。
なんと5種もの源泉を所有し、巨石が鎮座する広々とした大浴場の個性的な浴槽にそれぞれ注がれており、露天風呂と合わせて満喫出来る。
この大浴場が鄙びた風情を醸し出し、湯の魅力とともにその価値を高めており、いつまでも変わらずにいてほしい珠玉の浴場だ。
現在は、宿泊者限定で男女時間別交互に入れる仕組みだ。
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「ユコマンの湯」元湯
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この浴槽に注がれる湯が、湧駒荘の元湯だそうで、透明でやや青みがかった色をした美しい湯だ。
陽の光が当たると一層美しく輝く。
湯口と、湯尻から床にかけて赤茶色に染まっているため、鉄分が多いものと思われる。
温度が42℃なので、浴槽では熱すぎることなく大変気持ちのよい浴感だ。
木の浴槽がまた良い味を出している。
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「ユコマンの湯」炭酸水素塩泉
こちらは、炭酸水素塩泉。壁の成分名表示が誤字で、炭酸の「炭」でなく「岩」になっていて、長年そのまま放置されているのがユニークだ。
無色透明で、湯中で湯を注ぎこんでおり、温もりのある木の浴槽から静かに湯がオーバーフローしている様子が気に入っている。
浴槽の縁がしっかりと並行を保っているため、湯が均等に縁からかけ流される様がとても美しい。私が温泉で大好きなポイントの一つだ。
「ユコマンの湯」目薬の湯
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厳冬期はかなりの積雪があり、このように窓の外に降り積もった雪が一面に広がっている。
景色は期待できない大浴場ではあるが、意外にも雪景色が見ることができる。
「ユコマンの湯」ぬるいカルシウム泉
33℃のカルシウム泉のぬる湯。
小さな浴槽だが、木のやさしい肌触りと少し冷たいが、体を一旦冷ますにはちょうど良い湯だ。
長湯したいときに逆上せるのを防いでくれる有難い湯でもある。
浴槽は、大好きな木製で、体を入れた時に小さな浴槽からザバーっと湯が溢れるのも楽しい。
カルシウム泉に浸かりながらの目線
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「ユコマンの湯」露天風呂
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寝風呂
シコロの湯
こちらがシコロの湯。
夜9時に男女が入れ替わる。
こちらの浴室は、元湯と目薬の湯、寝風呂、そして露天風呂があるのだが、ユコマンの湯より浴槽も泉種も少ないので魅力に欠けてしまうのが残念。
鄙び度も劣っているので、ユコマンの湯を外さないようにしたいものだ。
ユコマンの湯が無い前提なら、シコロの湯でも十分に素晴らしいのだが、ユコマンの湯が極上であるため比較対象にならない。
神々の湯(別館の施設、日帰りはこちら限定)
別館に追加で設置された神々の湯。
現在は日帰り入浴では、こちらの施設しか入れないようだ。つまり、ユコマンの湯には宿泊しないと入れないということになる。非常に残念だ。
私が最後に日帰りで立ち寄った際は、フロントでお願いしてユコマンの湯に入ることが出来たのだが、もう変わってしまったようだ。
こちらは新しい施設なので、鄙びた風情があるわけでなく、特筆すべき内容もない。小さい露天風呂があり、こちらは冬でも利用出来そうなところが雪見風呂が体験出来るということで幾分プラス要因か。
もちろん、ユコマンの湯を前提としなければ、複数の泉質を有する優れた施設であることは間違いない。
宿泊すれば、全てに入ることが出来ると云った方がポジティブであろうか。
参考までに、日帰り入浴対象施設の変更により、入浴時間は拡大し、料金は下がっている。
温泉情報
泉質:
硫酸塩泉
マグネシウム-硫酸塩泉(旧泉質名は正苦味泉)
炭酸水素塩泉
ナトリウム-硫酸塩泉(旧泉質名は芒硝泉)
ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(旧泉質名は石膏泉)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒071-1472 北海道上川郡東川町勇駒別
電話: 0166-97-2101
営業時間: 13:00-17:00 (受付最終16時) → 変更後12:00~18:00(19:00までの営業)
定休日: 不定休
入湯料: 1,500 円 →変更後 大人 1200円 子供(小学生) 600円 幼児(小学生未満) 無料
※令和4年12月15日より料金改定 (2023年12月18日確認済)
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