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お気に入りのポイント 泉質・にごり湯・湯小屋・鄙び
温泉紹介
水沢温泉郷の駒ヶ岳温泉は、川沿いの森の中に建つ一軒宿。有名な鶴の湯の姉妹館。総木造りで壮麗な湯小屋には、これも木造りの大きな浴槽に青く美しい湯が陽の光を浴びて輝いている。 川沿いの野趣あふれる露天風呂にも同じ青い湯が張られ、森の緑や雪の白と美しく調和している。なんて素敵な光景なのでしょうか。一目で気に入ってしまいました。鶴の湯グループは湯の魅せ方をよくご存じのようですね。感心します。
この柱、壁、窓枠、そして浴槽の木が素敵です。高い天井にも明り取りが付けられ、陽ざしが湯の色を変化させることを狙っているのでしょうか。実によい雰囲気の湯小屋です。
湯は美しいブルーでわずかに濁りがある。その中を白く細かな湯の華が大量に舞っている。そして、硫化水素の香りが湯小屋に満ちており、非常に癒されます。
小さな川のせせらぎを聞きながら入浴出来る露天風呂は、森の中の素敵な空間です。小さめの岩で囲った浴槽にブルーの湯が映えます。建物側に1本のうたせ湯があり、その下には丸太を切っただけの椅子があるのだが、水滴が飛び跳ねないよう、湯が通るトンネルがくり抜かれており、大いに感心してしまった。これはアイデア賞ですね。
これがうたせ湯の椅子。湯は四方に飛び散ることなく、下に流れていきます。
湯小屋へのアプローチも木の温もりにあふれています。訪問時は、まだ真新しい作り立ての様子でしたが、時間とともに渋い落ち着きをだして魅力を増すのでしょう。木の香りのアプローチの後に、温泉の香りに包まれる。贅沢な癒し空間です。
本館は、モダンな建物で、湯小屋とは全く別の雰囲気です。今風の宿が好きな方、もしくは湯治宿のような古い宿泊施設が苦手な方には最適でしょう。姉妹館の鶴の湯への無料送迎もあり、鶴の湯の湯に入ることも出来るそうです。両方の湯に入れるなんて贅沢ですね。素晴らしい。この宿の湯小屋はまだ決して古くないが、歴史を積み重ねていくうちに、よし一層鄙びた魅力を発していくものと期待しています。
温泉情報
泉質: 含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内下高野80−68
電話: 0187-46-2688
営業時間: 9:00-19:00
定休日: 無休 毎週水曜日9:00~16:00は清掃のためお風呂の利用ができません。
入湯料: 500円
ご注意:この情報は古い、もしくは不正確な場合があります。また、自然災害やCOVID-19による影響で営業が大幅に変更もしくは休止になっている場合があります。
訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2013月4月