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お気に入りのポイント 泉質・にごり湯・析出物・鄙びた風情・内湯・湯小屋
温泉紹介
名湯白骨温泉の丸永旅館は、泡の湯のすぐ近くに位置する小旅館。泡の湯は白骨温泉のシンボル的存在であまりにも有名だが、温泉ファンとしては、この丸永旅館はそれと並ぶか別の意味でそれ以上の存在ともいえます。その理由は、この内湯の浴槽にあります。
鄙びた雰囲気が素敵な内湯に、シンプルな木造りの浴槽が配置されただけなのだが、濃厚な温泉成分によって、ものの見事に変化を遂げている。
しらずに浴室にはいったら、びっくりして固まること間違いなし。誰もが「何だこれは!?」と思うに違いない。
火山が噴火して、そのまま固まってしまったようにも見えるし、冬に使うこたつのような形にも見える。いずれにしても凄まじい量の析出物と云えよう。湯は2種の源泉を利用している。一つは新泡の湯源泉で、37℃、もう一つは小梨の湯源泉で33℃とどちらもぬるいので43℃まで加温しているそうだ。混合泉ということと加温が、析出物に影響しているのろうか?白骨温泉はどこの湯舟も析出物が特徴的だが、この丸永旅館は突出して凄まじい造形となっている。
湯口では透明の湯で、析出物もそれほど極端に多くはない。空気に触れてから濁りだし、成分が固まっていくというのだろうか?
この湯小屋の鄙び具合もかなりのものだ。どうしても浴槽ばかり目が行ってしまうのだが、この風情は素晴らしい。見るべきものが多すぎて、湯に集中できない困った事態に陥りました。
露天風呂が内湯から出てすぐのところにあり、混浴となっている。
内湯を振り返ったところ。右側が男性内湯。
露天風呂は、内湯よりはるかに広いので、ゆったり足を伸ばせます
この露天風呂は岩風呂なのだが、浴槽の内側がやはり白く温泉成分で固められている。これにより、湯の色が余計に美しく輝くのだろう。神秘的な色が素敵だ。
日が照った時の露天風呂は、一段と美しい。
やはり、内湯の造形美が気になります。
このような温泉析出物の様子が白い骨に見えて、白骨温泉の名前がついたとも云われており、それも納得です。
温泉情報
泉質: 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒390-1515 長野県松本市安曇4185-2
電話: 0263-93-2119
営業時間: 11:00~15:00 要確認
定休日: 不定休
入湯料: 600円
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訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2004月7月