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お気に入りのポイント 泉質・個性・公共浴場・湯小屋・鄙びた風情・足元湧出
温泉紹介
鄙びの極致。
何を見ても歴史を感じる素晴らしい雰囲気だ。
このような温泉が残っていること自体が信じられない思いだ。
泉源を4つも所有し、湯舟の底から湧く湯に他の源泉を混ぜてかけ流しているそうだ。
なんと贅沢なことなのだろう。
昭和にタイムスリップした気分になってしまう。
色は笹濁りといったところ。
近づいてよく見ると、緑がかっているように見えるが、ほぼ透明だった。
状況によっては濁ったりもするとのことだ。
飲泉もOK。
適度な塩気と鉄分の味がする。
湯自体は温度の違う湯を混合して適温にしているそうだ。
贅沢な温泉の使い方である。
天井が高く、広々した空間が広がっている。
この空間だけ、ゆっくりと時間が進んでいるかのようだ。
国宝級の鄙びの美がここにある。
これこそ真の温泉遺産と云えるであろう。この鄙びた風情はお金では実現できない歴史の重みがある。かつては西郷どんもここを訪れたそうだ。指宿温泉にもこれ程極上の温泉の至宝が存在している。
いつまでも存続して欲しいと心から願うばかりだ。
温泉情報
泉質: ナトリウム-塩化物泉
源泉かけ流し:◎
住所:〒891-0401 鹿児島県指宿市大牟礼3丁目16−2
電話: 0993-23-3713
営業時間: 8:00~22:00
定休日: 無
入湯料: 300円 → 350円(2023年12月確認時)
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訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期:2009,10年