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お気に入りのポイント 泉質・公共浴場・内湯・鄙びた風情・伝統建築
温泉紹介
野沢温泉には13の外湯という共同浴場が点在し、江戸時代から湯仲間という制度によって守られてきた。
これらは地元の方々の共有財産として今もきちんと管理されており、無料で観光客やスキーヤーに開放している有難いシステムだ。
これぞ、昔ながらの温泉文化の継承の一つと云えよう。
大湯は、野沢温泉のシンボル。
改装して新しくなっているものの、古くからの湯屋建築を再現し、総木造りで大変美しく、大湯に相応しいものになっている。
大湯に入ると、まずは天井の高い広々とした空間が目に入る。
実に立派な木造建造物だ。
浴槽は真ん中の仕切りで2槽に分けられている。
また、脱衣所と浴室が一体になった野沢温泉に多いスタイルだ。
湯は、無色透明の単純硫黄泉。
左がぬる湯、右があつ湯と記載されているが、ぬる湯は全くぬるくない。
あつ湯は本当に激熱過ぎる。
野沢温泉の主だった湯が高温であるため、標準設定がそもそも高くなってしまっているのだろうか?
もちろん、ぬる湯は水道で加水が可能なので何とか薄めて入ることが出来るが、あつ湯は無理。
一瞬入っただけでも火傷しそうなほどだった。
たまに地元の常連さんが、あっさりとあつ湯に入っているが、慣れているというより、熱さへの反応が麻痺しているのではないだろうか?
これも野沢温泉あるあるだ。
この木造りの浴槽は私好みで、もっと湯に浸かって鑑賞したいのだが、熱すぎてほとんどが床にすわって眺めている時間だった。
情緒がある。
やはり、浴槽の縁に湯が表面張力で盛り上がっている光景が大好きなので、見入ってしまうのだ。
一番奥の床に座って眺めるのも気に入っているが、すぐそこにある湯に、熱すぎのためなかなか入れないのが悔しい限りだ。
温泉情報
泉質: 単純硫黄泉
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷6661
電話: 0269-85-3155 (野沢温泉観光協会)
営業時間: 5:00~23:00、6:00~23:00(11月~3月)
定休日: 無休
入湯料: 無料
ご注意:この情報は古い、もしくは不正確な場合があります。また、自然災害やCOVID-19による影響で営業が大幅に変更もしくは休止になっている場合があります。
訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2006月12月(3回),08年11月、14年9月(3回)、15年6月(2回)、7月