★★
お気に入りのポイント 湯小屋・立地・個性・雪見風呂
青森の有名な秘湯の宿、青荷温泉ランプの宿。
夜は本当のランプの灯りで過ごすことを体験出来る。
山間の川沿いに佇む木造のぬるめの温泉を4カ所の雰囲気の良い浴室で秘湯気分を味わって楽しめる。
携帯の電波も届かず、テレビも見ることの出来ない環境で過ごす時間も大変貴重に思える宿だ。
温泉紹介
風呂は、木の浴槽と床をはじめ、全て木造の湯屋の内湯が東北らしい。また、滝を眺められる露天風呂など数カ所に点在し、夜はランプの明かりに導かれて湯めぐりを楽しめる。
健六の湯
宿泊棟の玄関手前にある独立した湯小屋の健六の湯。
窓が大きくとられているので、開放感もあり、とても素敵な空間だ。
総木造りの湯小屋はしっとりとしていて、ランプの光とマッチして美しい。
健六の湯にゆっくり浸かっている時間が最も気に入った。
外の雪景色が一層雰囲気を盛り上げてくれる。
滝見の湯
宿泊棟から離れ、施設の一番奥にある滝を眺めることの出来る露天風呂。
滝見露天に併設の内湯。
木のぬくもりがより温かさを感じさせる。
滝見の湯と混浴露天風呂へのアプローチ。
つり橋を渡る。
混浴露天風呂
混浴の露天風呂。
簡素な湯小屋に岩風呂と樽風呂がある。
湯温が低いので、夏は良いだろうが、冬には厳しい。
日が暮れると雰囲気がより素敵になる。
混浴露天から見える宿泊棟。
夜はランプの明かりの温かさが引き立つ。
写真の中心が混浴露天風呂。
宿泊棟の内湯
宿泊棟にある小さめの内湯。
こちらも木造で雰囲気が良い。
湯は、無色透明であまり特色のない単純泉。
立地を考えると結構意外な泉質だ。43.5℃と48.1℃の2種の温度の違う単純泉を利用しており、内湯は適温で良かったのだが、露天風呂などは温度が低くて満足出来なかったのが残念だった。
宿泊棟の風情
夕食の光景。
ランプの明かりのなか、大広間で食事する。
部屋は、このようにとてもシンプル。
照明は本当にランプの明かりだけだ。
ランプの宿へのアプローチ
ランプの宿へは直接に行くことが出来ない。
近くのサービスエリアが集合場所となり、広大な駐車場に車を止めて、迎えのマイクロバスに乗り換えることとなる。
下の地図が集合場所だ。
ギャラリー画像
ランプ小屋があった。珍しい光景だ。これだけでも非日常を感じられる。
この宿は、昔ながらのランプの宿というよりは、ご覧のとおり立派で綺麗な施設だ。鄙びを求めると裏切られることになるだろう。少なくとも私はそうだった。
また、周辺には個性的でインパクトの強い湯を持つ温泉が多いため、ぬるめの単純泉ではどうにも温泉施設としての特徴が弱い、と感じてしまうのは致し方のないことだろう。
それよりも、昔ながらのランプを使った近代的な非日常体験型の温泉施設と割り切った方が良さそうだ。
温泉情報
泉質: 単純泉
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒036-0402 青森県黒石市沖浦 青荷沢滝ノ上1-7
電話: 0172-54-8588
営業時間: 10:00-15:00(4月~11月)※要電話確認
定休日: 無休
入湯料: 540 円
ご注意:この情報は古い、もしくは不正確な場合があります。また、自然災害やCOVID-19による影響で営業が大幅に変更もしくは休止になっている場合があります。
訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2013月11月