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お気に入りのポイント 泉質・にごり湯・鄙びた風情・内湯・個性・湯量豊富・露天風呂・湯小屋
温泉紹介
乳頭温泉郷の鶴の湯温泉は、云わずと知れた人気温泉宿だ。
鶴の湯の象徴である混浴露天風呂はその人気が示す通り、東北の山奥とは思えない程の人で特に週末祝日は溢れかえっている。
賑やか過ぎる温泉地は避けたい思いはあるものの、この温泉の凄さは内湯にある。
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総木造りの湯小屋に乳白色の湯、そして硫化水素の香りが漂うという、これこそが温泉という風情がいくつもあるのだ。もちろんそこも混んでいるのだが、訪れるだけの価値は大いにある。
鄙びた旅館棟の造りも雰囲気に調和し、見事な空間を提供している。 (画像は内湯の一つ、黒湯
浴室と浴槽は小さいが、情緒豊かな空間が素敵だ。
こちらが白湯。
男湯については、黒湯と白湯が脱衣所で繋がっており、女湯は離れているようだ。
白湯の方が黒湯の浴槽の倍ほどあり、5、6人くらい入れる大きさだ。
それぞれ違う源泉を使用しているとのことだ。
木枠の窓と扉が良い味をだしている。
湯治場の雰囲気そのままなのが凄い。
脱衣所からの光景
再び黒湯。
光の加減で湯の色が変化する。
また、浴槽の縁は温泉成分でコーティングされているのが好みだ。
中の湯。
この浴槽は、混浴露天風呂の脱衣所に併設されており、露天風呂の反対側にひっそりとある。
黒湯と共に大いに気に入った湯で、小さいながらも浴室の風情も最高峰の温泉情緒に満ちている。
ただし、露天風呂の客がひっきりなしに出入りしており、日帰り入浴では落ち着かないことがよくわかった。いつかは宿泊してゆっくりと堪能したいものだ。
露天風呂は、常にこのような状態だったので、ほとんど入らなかった。
人のいない深夜などに入浴出来たら素敵だろうなと思う。
右奥が脱衣所でその奥に中の湯がある。
TVの温泉番組などでこの光景はよく出るが、右側の中の湯が出ないか期待しているが、一度も見たことは無い。
鶴の湯は、極上の泉質の源泉を4本引いており、湯量豊富。
風呂もこれらの他に女性専用露天風呂や宿泊者用内湯など豊富に揃っている。
湯は加水しながらも新鮮な湯をほとんど加工や消毒なしで供給し、温泉情緒を大切にすることで山奥でありながらも人気を博している。
まさに温泉の至宝に相応しいが、このような本物の温泉がさらに増えることを期待したい。
温泉情報 (2023年12月更新)
泉質: 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(白湯源泉), 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(黒湯源泉・中の湯源泉), ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(鶴の湯源泉)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒014-1204 秋田県仙北市 田沢湖田沢字先達沢国有林50
電話: 0187-46-2139
営業時間: 10:00-15:00 (閉館15:30)営業期間 / 4月中旬~11月上旬
定休日: 毎週月曜日は露天風呂清掃の為に日帰り入浴は内湯のみ
※月曜が祝祭日の場合は直近の平日が清掃日となります。
入湯料: 600円 → 大人700円 小人300円 タオル販売200円
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訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2013月4月