野沢温泉 桃源の湯 さかきや

桃源の湯　さかきやは、野沢温泉でも屈指の湯屋を持つ老舗旅館。
江戸時代の温泉の雰囲気そのままの湯屋造りは、高い天井と立派な梁が見事で見とれてしまうほどだ。
これらの木は檜で実に贅を凝らした風呂と云えよう。

湯は無色透明で、硫化水素臭が漂う単純硫黄泉。
そして当然のごとく激熱だ。
湯もみと加水をして調整しながらの入浴となる。

湯中には白や茶色の湯の華が舞っている。

右側の浴槽は左側浴槽と仕切られており、湯口は左側にあるため、左側浴槽が激熱だ。
右側浴槽は比較的温度が低く、まず浸かるにはこちらが良い。

入浴中の目線。
古の温泉に思いを馳せる。

ようやく入れるようになった左側の湯からの眺め。
差し込む陽の光が美しい湯屋に色どりを添えている。
これ程天井が高いと、広々と感じる。
梁が実に立派だ。

なんとも落ち着く浴室だ。

同じ位置で上を見上げるとこの素晴らしい光景が目に入る。