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お気に入りのポイント 泉質・にごり湯・湯小屋・鄙びた風情・内湯
温泉紹介
鄙びています。鄙び好きの方にはたまらない風情の温泉宿ですね。鹿の湯と同じ源泉を引いた白濁した湯をたたえる浴槽や、別源泉の透明な湯をかけ流す浴槽など違う湯を無加工の新鮮な状態で堪能できます。
こちらは鹿の湯と同じ湯を引いた浴室。右側が熱く、左側がぬるめの湯がかけ流されている。色の違いは温度の違いによるものだろうか?同じ泉質なので、青みがかった湯と緑がかった湯の違いがはっきりと見てとれるのが面白い。
湯口がユニークな構造をしている。湯小屋の造りが味わいのあるもので、癒されます。
湯の華も浮かんでいる。また、硫化水素臭が充満していて温泉好きにはこの上なく心地よい空間です。ただ、この硫化水素の香りがかなり強く、数日後まで体に纏わりつくので、苦手な方もいるかもしれません。私は大好きですが。タオルに香りが残っていると嬉しくなりますね。
こちらが別源泉の浴室。タイル貼りの浴槽と床なのだが、温泉成分のせいかタイルが剥がれたりしています。この鄙び感も時代を感じさせてくれて良い感じです。
湯は那須湯本温泉のなかでは、ある意味新鮮な無色透明だが、わずかに青みがかっている。酸性のせいなのか、このようにタイルが剥がれてしまっている。
この別源泉は、温泉分析表によると奥の沢噴気泉No.1~5混合泉で、単純硫黄温泉(硫化水素型)だ。
さらにもう一つ小さい浴槽もあり、こちらもタイル貼りの浴槽です。
外観もなかなかの鄙び具合というか、単純にボロい(失礼)のだが、あれほどの湯を味わえる施設と思うと、輝かしいものに見えるから不思議です。いつまでもこれらの湯を変わらず楽しめるよう期待しています。 いつまでも守りたい至宝の温泉です。
温泉情報
泉質: 単純硫黄温泉(硫化水素型)、 酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
源泉かけ流し: ◎
住所: 〒325-0301 栃木県那須郡那須町大字湯本33
電話: 0287-76-2016
営業時間: 9:00-20:00
定休日: 火曜日
入湯料: 400円
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訪問のご検討またはご利用の際は、ご自身にてご確認願います。
訪問時期: 2008月12月